「防湿庫に入れれば安心」と思われがちですが、実はヴィンテージ機材を保管する際に、いくつかの注意点があります。

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田中店長

このコラムでは、最新デジタル機から希少なヴィンテージカメラまで幅広く取り扱うアエルカメラの査定士が、ヴィンテージカメラの価値を守るための保管方法をプロの視点で徹底解説します。

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ヴィンテージカメラをカビから守る3つのポイント

数字の3を持つ女性の手

1. 理想の湿度は「40~50%」

カビは湿度が60%を超えると活動が活発になります。

しかし、ヴィンテージカメラにとって「乾燥させすぎ」も禁物です。

湿度を保つ理由

湿度が30%以下になると、古いレンズやボディ内部の潤滑油(グリス)が乾燥して固着したり、革外装がひび割れたりする原因になります。

ポイント

40~50%の一定範囲をキープするのが、メカニカルな機材を長持ちさせる黄金比です。

2. 【要注意】純正の「革ケース」に入れたままにしない

Nikonビンテージカメラの外観(ボタン部分・レンズ無し)

ヴィンテージカメラには趣のある革ケースが付属していることが多いですが、長期保管の際はカメラをケースから出しておくのが鉄則です。

ケースから出す理由

本革や古い布地は湿気を吸い込みやすく、カビの胞子が定着する絶好の温床になります。
「ケースに入れて大切にしまっていたのに、出してみたらカビだらけだった」というのは、非常によくある悲しい事例です。

ポイント

ケースとカメラは別々に保管しましょう。

3. 定期的に「空シャッター」を切る

カメラのシャッターを切る手

カメラにとって最大のメンテナンスは「使うこと」です。

空シャッターを切る理由

ずっと動かしていないと、内部のグリスが沈着したり、レンズ内の空気が淀んでカビが発生しやすくなります。

ポイント

1ヶ月に一度で良いので、すべてのシャッタースピードで数回ずつ空シャッターを切り、絞り羽根を動かしてあげてください。内部の空気を入れ替えるだけでも防カビ効果があります。

カメラの保管は「簡易ドライボックス vs 全自動防湿庫」どっちが良い?

カメラ用の自動防湿庫
田中店長(顔)
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簡易ドライボックスと全自動防湿庫。
どちらが良いか迷っている方へ、プロの視点から比較表を作成しましたので、参考にどうぞ。

保管方法メリットデメリット向いている方
簡易ドライボックス安価(数千円)、場所を選ばない乾燥剤の交換が必要。湿度管理が不安定数台程度の入門者の方
全自動防湿庫管理が完全自動。インテリア性も高い数万円の初期費用がかかる。場所をとる10万円超の機材や複数台お持ちの方

もしカメラやレンズにカビを見つけてしまったら?

「レンズの隅に小さな白い糸のようなものが……」
もしカビを発見しても、絶対に自分で分解したり、強力な溶剤で拭いたりしないでください。

ヴィンテージレンズのコーティングは非常に柔らかく、知識のない清掃は致命的な傷をつける恐れがあります。

アエルカメラでは、カビが生えてしまったヴィンテージ機材でも、その価値を正しく見極めて買取ることが可能です。

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「もうダメかも」と諦める前に、まずはそのままの状態で私たちプロにご相談ください。

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